放置していたブログに帰ってきた話

ブログに帰ってきた。

 最終更新が2年前、かつたった2件しか投稿していないブログに記事を投稿する気が起きた。

 

ブログの執筆をもう一回チャレンジするにあたって2年前から自分が今どのような状況にあるのかについて垂れ流すことにする(つまり生存報告・現状報告である)。

 

現在の自分のスペック

  1. 私立文系の大学生。就職活動に明け暮れる。サークルはカタギ向けとオタク向けの2つに所属。
  2. アニメを観たりゲームに勤しんだりするオタク。陰気。無論「パートナー」はいない。
  3. TOEICと自動車免許が持っている資格の全て。

余りにも華が無い。「意識が高い」大学生のようなエネルギーや、大学院に進学する学生のような学業への熱意も無い、文字通りの凡夫である。これで成績が目を覆いたくなるような代物であれば尚最悪である。少なくとも大学を卒業することは確定しているので親不孝のレベルは非常に低い。

 

自分の大学での生活は端的に言えば陰気なものである。一緒に授業を受ける友達は3年生になってやっと1人得られた位で、ゼミ以外の授業は基本的に単独で受けることが大半だった。授業を終えた後は図書館に足を運んで暇を潰した。元々読書には抵抗が無かったので図書館は文字通りのオアシスだった。しかし、これを毎日のように繰り返してしまったからかただでさえ少ない他人とのコミュニケーションの機会が増々薄れてしまい、就職活動時に非常に苦労することになる。

 

サークルでは何をしていたのか。先に述べたように、自分は①カタギが集まりやすいサークルと②オタクが集まりやすいサークルの2つに所属していた。前者ではカメラ・写真の活動に勤しみ後者では歴史やミリタリーを議論したり、アニメやらコンテンツやらを議論する活動に勤しんでいた。

わざわざ2つのサークルに所属していた理由は①どうせなら色々やりたい②オタク以外の人間と触れ合う機会を自分から作らなければならないの2点にある。特に②は重要で、オタク以外の人間と関わって社会性やコミュニケーション能力を少しでも鍛えようというものであった。

 

2年経過して変わったこと

まず、映画を今までよりも多く観るようになった。Amazon PrimeNetflixを契約するようになってから、映画館に足を運ぶことに加えてストリーミングが映画鑑賞の手段に加わったので必然的に映画を観る機会が増えた。

第2に、バーチャルYouTuberにハマるようになった。数年前からインターネットに彗星の如く表れた新しい文化であり、真新しさやコンテンツ自体の面白さに惹かれ動画や生配信を見るようになった。気が付いたらYouTubeの視聴履歴がVTuberの動画・配信・切り抜きで埋まることなどザラであった。

第3に、社会に出ることに恐怖を感じるようになった。かつては就職活動を終え大学卒業を控えて社会進出に怯える先輩方を文字通り他人事として見ていた。社会に出ることは学生では出来ないことが出来ることであり、前向きに捉えられるものであると考えていた。しかし就職活動の当事者となると途端に大学を出て社会人となることに恐怖を覚えるようになった。そもそも内定を取れるのか、内定を取り入社したとして仕事が出来るようになるのか、ストレスで心身を壊してしまわないか、金に困って進退が極まってしまうのではないか、そのようなことを考えてしまう。

 

ブログでやること

あれこれ書き連ねてきたが、今後ブログで書いていくことは最初に投稿した記事で書いてあることと変わらず、ゲームや映画、本、日常のあれこれなどをひたすら書き、垂れ流すことになる。三日坊主どころではないサボリっぷりが既にこのブログから見え見えであるが、何とか続けていく所存である。

ゲームレビュー『スーパーマリオオデッセイ』

最近Nintendo Switchを購入した。大画面でも机の上でもベッドの上でもハイクオリティなゲームができると云うのだから近年の技術の進歩には感心せざるを得ない。

 

そんなSwitchは数か月ほど前まで供給不足による争奪戦が全国各地で発生しており、定価のウン倍もの価格で取引されることもあった。要は転売屋の餌食になる可能性があったのである。最近は増産の効果が出てきたのか、近所のヨドバシなりに行けばアッサリ本体を買うことが出来る。僕が某所のヨドバシでSwitchと一緒に購入したソフトが今回レビューする『スーパーマリオオデッセイ』(以下、『オデッセイ』)である。

 

スーパーマリオオデッセイ』は任天堂が2017年10月27日に発売したゲームであり、『スーパーマリオ64』(1996)や『スーパーマリオサンシャイン』(2002)に続く3D箱庭型マリオの続編である。

 

物語としては、クッパがピーチ姫との結婚式を行うためにピーチ姫をさらってしまったのでマリオが相棒である「キャッピー」と共に助けに行くというある意味いつも通りの内容である。しかし『オデッセイ』はその「いつものマリオ」に様々な新しい要素を盛り込んだ意欲的な作品でもある。

 

『オデッセイ』は3Dのマップを自由に探索することができるわけだが、本当に自由なのだ。具体的に言えば、マップ毎に決められた数のパワームーンを集めてさえしまえば次のステージに進めるわけで、場合によってはマップの中ボスを倒す必要が無いのである。この自由度は3D作品の初代『スーパーマリオ64』に通じるところがある。『スーパーマリオ64』は最低限70枚のスターを集めれば最終ステージのクッパを攻略できる。攻略方法をプレイヤーが選択できる点が過去作へのリスペクトを感じさせる。そしてそのリスペクトは『オデッセイ』の随所に見られる点である。 

 

『オデッセイ』では様々な国を舞台に従来の「スター」に該当するアイテム「パワームーン」を集める旅に出る。その様々な国のモチーフが多種多様なのだ。PVでファンに衝撃を与えた都市をモチーフにしたステージ、夕日との調和が美しい海のステージなど景色もステージ構成も異なる。高度なグラフィックも相まってプレイヤーをマリオの世界に引き込んでくれる。

 

『オデッセイ』で初登場のアクションとして、「帽子投げ」がある。帽子を投げて敵を「キャプチャー」したりオブジェクトに触れて仕掛けを作動させたりできる。「敵を能動的に操作する」要素は過去作にもあったかもしれないが、普段からストーリー攻略に使うものとしては今作が初だろう。そしてこの「帽子投げ」が終盤に非常に感慨深い演出として機能するのである。

 

ステージの謎ときは非常に良くできている。「ここに何かあるのでは?」と感じたところを探索すると、本当に何かがあるのである。何気ないオブジェクトが隠されたパワームーンへのヒントとなっていたり、探索ルートの発見につながっていたりとプレイヤーの探索意欲を綿密に計算してステージを作り上げている。今作のパワームーンの総数は凄まじく、全部集めようとするとプレイヤーは能動的な探索が必要になる。「ここにあるのか!?」と驚いてしまう位置にパワームーンが配置されていることがあり、探索が好きなプレイヤーであればいくらでもステージを楽しむことが出来る。

 

『オデッセイ』はクリアしてエンディングを見るだけであれば7-8時間あれば容易にクリアできる。しかしこのゲームはクリア後からが本番である。上述しているように本作のパワームーンの数は途方も無いものとなっている。また、クリア後に追加されるステージは非常に難易度が高く、プレイヤーの腕を試すのに十分な歯ごたえのあるものとなっている。

 

ゲームに不慣れな人への配慮も抜かりが無い。「おたすけモード」を使えば、矢印でプレイヤーがどこに行くべきかを教えてくれるし、ステージから落下してもすぐに復活出来たりライフがすぐに回復したりとストレスなく遊ぶ仕組みも整えられている。「おたすけモード」はいつでも解除できるので上達したと感じたら切ってしまっても良い。

 

あらゆる面で隙の無い完成度の本作であるが、不満点も無くはない。というのもSwitchのコントローラー「Joy-Con」を振る動作が一部プレイスタイルにあまり合っていないと感じたのである。「Joy-Con」を二本持ちしてプレイする場合は違和感は感じられないが、グリップに装着しているときや携帯モードの時はコントローラーや本体を一気に振る形になるので違和感を感じてしまう。プレイに少し弊害を作ってしまうこの欠点は残念である。

 

総括として、『オデッセイ』は過去作から受け継がれている「マリオらしさ」が残っていながらマンネリを打破するには十分すぎるほどの革新的な要素が随所に詰め込まれている作品であり、マリオの今後の新しい可能性の見出させる傑作である。間口は広く、やりこみは深くというレベルデザインなので手軽に遊びたい人も、完全クリアを目指す人も遊べる正しく万人向けの作品。Switchでの初めての1本として強くオススメできるものである。

 

 

 

 

このブログについて

当ブログにアクセスされた方々、ありがとうございます。

ブログを執筆している者です。

ここでは簡潔にブログを始めたきっかけと書く予定の内容について説明させていただきます。

 

ブログを始めたきっかけとしては主に2つの理由があります。第一に文章を書くトレーニングをすること、第二にSNS(というよりTwitter)での情報発信の限界を感じたことです。

 

僕は学生ですのでレポートなり論文なりを書く機会がそこそこあります。当然、内容の良さは問われますがそれ以前に文章がしっかりとしたものでないとまともに読んでもらえないのです。マトモな文章を書くためには、文章を書くことそれ自体に慣れておく必要があると感じ、ブログの執筆を通してトレーニングをしようと思ったのです。

 

また、僕は情報収集や情報発信にTwitterをよく使っています。しかしご存知のようにTwitterは140文字(非漢字文化圏は280文字)の範囲でしか文章を書くことが出来ません。*1当然、書ける内容やその量は限られたものになってきます。ブログなら文字数を気にすることなく好きなように書き連ねることが出来るというTwitterにはないメリットがあります。したがって好きなものを語るときはブログを使うのが適していると感じました。

 

当ブログ書く内容としては、主に読んだ本、買ったもの、プレイしたゲームのレビューや日々の生活の中で感じたことなど、当たり障りのないものを中心に書いていくつもりです。